若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

全国金魚すくい選手権

朝日新聞

奈良県大和郡山市で毎年行われている、「全国金魚すくい選手権大会」が、登録商標として認められたという記事。

主催の大和郡山市が、同種の大会の乱立を防ぎ、ブランドイメージを守るため、商標登録を申請していたそうだ。

そんなもん、乱立するかな。
う〜ん・・・するかもしれんな。

何年か前、「全国金魚すくい選手権」という大会があると知った時、しみじみしました。

昔ながらの、夜店やお祭りでの「金魚すくい」とはちがう、「競技としての金魚すくい!」という気合に、しみじみした。

今年から、競技中のサンダルやつっかけは禁止だそうです。
まともなスポーツだから。
気合がエスカレートしているのに、またしみじみした。

この大会は、「金魚すくい愛好者」の間で自然発生的に始まったものではない。
と思います。
いわゆる「街おこし」とか「地域振興」という、切羽詰った事情で始められたのだ。
と思います。

しみじみしてる余裕はない。
徹底的にやる他ない。

そこへ行くと、同じ街おこしでも、我が「鹿せんべい飛ばし大会」は、ほのぼのしてますよ。

ゆる〜いです。

必死になって金魚をすくってる人を見たらしみじみすると思いますが、必死になって鹿せんべいを飛ばしてる人を見たら、笑いますよ。

というか、鹿せんべいを必死になって飛ばしてる人はいません。
と思います。

あ、毎年、一人で何十枚も飛ばす人がいるそうです。
一回三百円だったかな。

こういう人は、必死というより、ヤケクソだと思います。

私は、金魚すくい選手権に出場して、「ポイ」を持って金魚を追い掛け回す気にはなりません。

金魚をすくう道具を「ポイ」と呼ぶのを知ったのは、「金魚すくい選手権」のおかげです。
「ポイ」をめぐる不正があったのだ。
それがなければ、私は一生「ポイ」という名を知らなかった。
まあ、知らなくても困らなかったとは思うが、それについては「金魚すくい選手権」に感謝します。

じつは、「鹿せんべい飛ばし大会」に毎年参加していながら、鹿せんべいを投げたことはないのです。

あほらしくて、い、いや、忙しくて投げる間がないのですが、いつか投げてみたいと思っています。