夢を見た。
乗馬クラブの受付。
受付で、その日乗る馬の名前を告げられる。
「若草さん、今日は、『イカ』です」
イ、イカ???
そんな名前の馬、いたかな、と戸惑っている夢であった。
しょーもない夢であった。
先週、乗馬クラブに行ったら、私の顔を見た男性が、「おーっ!」と手を上げた。
「おーっ!」と手を上げてもらうのは、うれしいもんです。
顔は知っているが、特に親しいという人ではなかったから、予期せぬ応対でうれしい。
私と同年輩の男性で、レッスンが終ると、いつも食堂でビールを飲む人だ。
ニコニコと近づいてきた。
ニコニコと近づかれるのは、うれしいもんです。
ニコニコと近づかれる条件が整っている人ではないから、意外!という感じでうれしい。
「ちょっと待って」と言って、自分のバッグを取りに行った。
バッグを持っていそいそとやってきて、バッグを開けて、ごそごそやってる。
バッグを持ってきて、目の前でごそごそされるのはうれしいもんだ。
何かくれるんじゃないか。
取り出して手渡されたのは、葉書であった。
油絵の個展の案内の葉書であった。
ちょっと、がっかりした。
もっといいものを期待してたわけではないが、なんとなくがっかりした。
ふ〜ん。
この人は絵を描くのか。
いつだったか、他の人と、私が絵を描く話をしていたことがある。
それを聞いていたんですね。
案内状の絵は、本格的なものであった。
かなり年季の入った絵だ。
個展、楽しみです。
今日、近鉄の駅で。
電車が着いて、中年女性が二人降りてきた。
友達のようである。
ホームに立っていたやはり中年の女性が、その二人に近づいていった。
「おはよう!」
二人もニコニコと、「おはよう!」
待ち合わせていたようである。
駅で待っていた女性が、「早速やけど、ガム持ってる?」と言った。
降りてきた二人組みのうちの一人が、「持ってるよ」と言って渡した。
どうでもいいけど、カックンとなる会話であった。