きのうは落王さんが現れた。
いつものスパイダーマンマスクをかぶってないので、落王さんとはわかりにくいところだけど、挙動が怪しいので、わかりました。
お客さんは、昼過ぎに集中します。
私も、友達の個展に行く時は、昼過ぎに行くから、集中するのは仕方ないですね。
一時的集中による失礼の段お許しくださいませ。
女性のお客様には、「美人モデル募集中です」と声をかけまくってます。
全員、「とんでもない」というお返事です。
途中から、断られるのを前提に、やけくそで声をかけまくる。
きのう、夕方、もう誰も来ないだろうという頃に、一人の女性が入ってきた。
両手にスーパーの袋を提げて、買い物帰りの近所の方がふらりと立ち寄ったという感じであった。
私より少し若いかな。
せっかく来ていただいたのだから、アーチスト本人による自作解説をさせていただいて、まったくアテにせず、「美人モデル募集中なんです」といったら、「それなら、私がお役に立てると思います」という意外な展開。
「では、連絡先を」
「住所はこちらで、ケータイのアドレスはこれこれ」
気色悪いほどスムースな成り行きに、心配になってきた。
一見、ごく普通の熟年女性という感じであるが、ちょっとおかしい人かもしれない。
こういう場合、率直に聞いた方がいい。
「ひょっとして、あなたは、ちょっとおかしいんじゃないですか」
「うふふ、ちょっとじゃなくて、かなりおかしいんです」
てなことになったら大変だと思ったが、そんなヘンな人ではなく、ただ私の絵を気に入って、私を信頼して、モデルになってもいいと思われたのだ。
と思います。
花ちゃんがいる間は難しいので、来年早々にも連絡を取って描かせていただくことになりました。
こういう、予想外のことが起きるのは楽しいですな。