公園に行くと、いろんな子供がいるし、いろんなママがいる。
土曜日曜だと、いろんなパパもいる。
おじいちゃんおばあちゃんは少ない。
今日、前の日曜に見たパパと、幼稚園くらいの女の子がいた。
前は、自転車の練習をしていた。
パパさんは、かなり理論的に、自転車操縦法を教えてるようだった。
進行方向のどのあたりを見ながら、こうなった時に強くこいで、というように教えていた。
今日は、ボールをける練習をしていた。
やはり、理論的であった。
「いち、に、さん!で、ける」
「いち」で左足を出して、「に」で右足をうしろに振り上げ、「さん」でける。
「まず、ボールなしでやってみよう」
本格的である。
鉄棒を練習してる親子もいた。
パパとママと、やはり幼稚園くらいの女の子だ。
パパが教えるのを、ママはベンチにすわって見学。
女の子が、「前まわりって、どうするの?」と聞いた。
ママが、「パパ、してやって」といった。
パパが、くるっと回った。
運動神経のいいパパのようだ。
女の子は、練習を始めた。
花ちゃんの方を見てたら、「危ないからやめて!」とママの叫ぶ声が聞こえた。
女の子が何をしてるのかと鉄棒の方を振り向いたら、なんと、鉄棒の上にパパが立ってた。
運動神経はいいと思うが、危ないからやめた方がいいと思った。
幼稚園くらいの男の子と、私くらいのおじいちゃんが、自転車の練習を始めた。
もう結構乗れている。
おじいちゃんがベンチにすわって見ている前を、男の子がクルクル通り過ぎる。
男の子が、何度目かにベンチの前に来たとき、おじいちゃんが、「ワーッ!」と声をあげて飛び出した。
男の子は、あわててハンドルを切って、おじいちゃんをさけた。
「危ないからやめて!」といいたかった。
その後も、何度か、おじいちゃんは、「ワーッ!」と声をあげて、男の子に向かって飛び出した。
そして、とうとう男の子がハンドルを切りそこなって、ズデーン!とひっくり返った。
「かんにんかんにん!」といいながら駆け寄るおじいちゃんに向かって、男の子は泣きながら、うらめしそうに、「またやんか!」といった。
以前にもこういうことがあったようだ。
おじいちゃん、危ないからやめて!
絶対にやめて!