「犬も歩けば棒に当たる」というのは、日本人誰もが知っているように思うけど、どうなんでしょうか。
今の子は、知らないかな。
以前、若者と話してて、「那須与一みたいやなあ」と言ったら、「それ、なんですか?」と聞かれて、かっくんとなったことがある。
今の私の、「それなんですか?」は、「AKB48」(この書き方でいいんでしょうね)です。
新聞やテレビで見るけど、何も知らないし、知りたくもない。
見てると、気の毒になってくる。
私に、まったく関心をもたれてない人達。
さびしいだろうなと思う。
少しくらい関心を持ってあげなくては悪いとは思うんですが、ダメです。
これでも、「モーニング娘」には関心を持ってたんですよ。
家内の親戚の娘さんがメンバーだということで、応援のため、デビュー前のCDを20枚買いました。
「AKB48」のCDは、買う気がしません。
許せ、「AKB48」。
何の話か。
「犬も歩けば棒に当たる」でした。
子供のころ、これが何のことか、全然わからなかった。
「犬が歩いてて、棒に当たった」
なんじゃそれ、あるいは、それがどうした、という感じ。
いつのころからか、なんとなく、わかったような気になりましたね。
年をとると、「犬も歩けば棒に当たる」ような経験をするようになるからでしょうか。
子供は、しょっちゅう棒に当たってるみたいなもんだから、ぴんと来なかったのかな。
ウフィツイ美術館自画像コレクション展を見に行って、同時開催の、「日本の美術1950〜1960」というのも見ました。
「戦後日本美術の流れ」というような企画で、抽象画がならんでました。
私が絵を描きだした高校時代から知ってるような画家も多かったし、知らない画家も多かった。
その中で、おお!いいなあ!と思ったのが、田淵安一という、知らない画家の作品でした。
あと、知ってるけど作品を見るのは初めての、野見山暁治、木村忠太もよかった。
帰って調べたら、田淵安一さんは、有名な人なんですね。
知りませんでした。
田淵さんと野見山さんの本を買いました。
どちらも面白かった。
棒に当たった感じです。