若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

入試カンニング

入試でカンニングはいけませんね。

しょ〜もないことだけど、大騒ぎになってしまった。
むなしき大騒ぎである。

入試というと、思い出すのはAさんだ。
Aさんは典型的教育ママであった。

「典型的教育ママ」といっただけでは足りないかもしれない。
すごい人である。
色々あるけど書く気がしない。
たたりがあるような気がして、こわいんです。

十年ほど前、そのAさんの息子が東大医学部に入ったと聞いて驚いた。
めでたいというべきなのでしょうが、しみじみしてしまった。

ここだけの話ですが、それ以来、私は東大医学部に偏見を持ってます。
個人的に何の恨みもないのだけど、東大医学部はこわいとこ、という気がするんです。
どんな親に育てられた人がいるかわからない。
まあ、ふつうの人がほとんどとは思いますが。

入試ではBさんも思い出す。
同業者の会でいっしょだった人だ。
私の父と同年輩で、中小企業の経営者だった。

Bさんは、懇親会で酒が入るとよく息子の話をした。

「ウチのボーズにはよう言うとりましてん。勉強することいらん。大学入試に命をかけてるやつがおるんやから、そんなやつらに譲ったれ。お前はウチの商売ついだらええんやから学歴は要らん。受験勉強なんかせんでええ。京大や阪大や言うて命がけで勉強してるやつがおるんやから、そんなやつに譲ったらええて、言うとりましてん。それがやねえ、ウチのボーズ、阪大に入ってしまいよって」

ウチのボーズにも困ったもんだという話を何度も聞きました。