人物画教室。
70代女性Aさんは、公募展にも出品している意欲的な人です。
インドが好きなようで、展覧会にはインドをテーマにした絵を出してます。
出品作について、教室で先生にアドバイスを求めてました。
なかなか進んだ人で、写真をうまく使います。
自分が描いたサリーの女性を写真にとって、女性だけ切り抜いて、インドの風景写真に重ねて、それを写真にとる。
たとえば、インドの村で水を汲んでる女性たちの写真に、自分が描いた女性像を重ねあわせたり、タジマハールの写真の前に絵の女性を重ねたりして、写真にする。
そんな写真を何枚か持って来て、どの背景がいいか、先生に質問してました。
私はタジマハールがいいと思ったけど、先生は、「それもいいですけど、『いかにも』ていう感じやからねえ」と却下。
たしかに、タジマハールを背景にたたずむ女性は、「いかにも」です。
けっきょく、背景は崩れかけたレンガの壁に決定。
足元に水汲みの瓶を置くことになったようです。
さて、教室の今回のモデルさんは、フラメンコ衣裳。
先生は、私の絵を見て、「う〜ん・・・一生懸命描きはったねえ。がんばって描きはったから、ドレスが重たくなってしまいましたなあ」
た、たしかに。
衣裳のヒダの美しさを描こうと悪戦苦闘するうち、重々しくなってしまいました。
このドレスでは、すそをひるがえしてさっそうと踊るわけにはいきませんね。
夜はヤマハ。
腹式呼吸と発声で、こっちでも悪戦苦闘。
「よく知ってる歌なら、呼吸と発声にだけ気を使えばいいから、小学唱歌みたいなので練習しましょうか」と、さすが尊師のグッドアイデア!
先週から、ご存知「あかとんぼ」を歌ってるんですが、これがまたむずかしい。
腹式呼吸と発声に気を使って歌うと、「あかとんぼ」ってこんなにむずかしい歌だったのかと、かっくんとなりました。
まあ、歌うってむずかしいんでしょうね。
「♪や〜ま〜のはたけ〜の」と歌うのではなく、「♪いやあんまあ〜の」というような感じで歌うようです。
特訓の甲斐あって歌詞がハッキリしてきましたので、今年の私は、ルックス重視の単なるビジュアル系ではなく、歌唱力も兼ね備えて、鬼に金棒というか割れ鍋に綴じ蓋というか、期待していただいていいんじゃないでしょうか。