東大寺が金融機関から一億円借りて地震被災者の義捐金にするそうです。
えらい!
というべきかどうか迷うところである。
いや、出すのはえらいですが、借金というのがひっかかりますね。
「サラ金から借りて寄付する」という人がいたら、「やめときなさい」といいます。
「会社で銀行から借りて寄付する」という社長にも、「やめときなさい」といいたい。
しかし、相手が東大寺となると、やめときなさいとはいいにくい。
東大寺と私をならべたら、向こうの方が上ですよ。
身分がちがうというか、レベルがちがうというか、世界がちがうというか、まあ、いろんな点でぜんぜんちがう。
私ごときが、「やめときなさい」といえる相手ではない。
あれこれ想像するくらいです。
東大寺が一億円借りる「金融機関」というのは、サラ金ではないでしょうね。
銀行だと思いますが、ひょっとすると東大寺ともなると日銀から借りるのかもしれません。
銀行だと、担保がいると思うんですが、大仏様とか仁王様とか、ネウチのありそうなものはたくさんありますね。
大仏様で一億円借りられるかな。
返せない場合は取り上げられる。
「東大寺さん、返済期限はきのうですが、入金がないので担保の大仏様、引き上げさせてもらいますよ」
「どうぞ」
「・・・しばらく大仏殿に置かせてください」
「家賃月三千万」
「東大寺」と「借金」には意表をつかれました。