ゆう君は、ベビーバスから出るとき、パニック状態になる。
私がゆう君を湯につけ、家内が洗う。
湯の中で気持ち良さそうにぷかぷか浮かんでいる。
「予は満足じゃ」という表情である。
若殿様ご満悦の様子をしばらく拝見して、湯から出すそのとき、「フンギャ〜〜〜ッ!」と手足をばたつかせ唇をワナワナと震わせ、パニック状態に陥る。
湯から空中へ出たとき、非常な不安感に襲われるようである。
で、滞空時間を短くする工夫しました。
私が湯から出し、家内が受け取る。
その呼吸をピッタリ合わせ、出すと同時に受け取る。
出すが早いか受け取る。
出すより早く受け取る。
こういう気合でやってみたら、大成功であった。
エイヤッ!
湯から出た瞬間バスタオルの中。
大成功でよかったのであるが、花ちゃんのときこんなことしたかな。
ビデオでチェック。
パパとママがベビーバスに入れてる場面を二回私が撮影してる。
パパが花ちゃんを湯から出してもぜんぜん平気である。
パニックどころかニコニコしてる。
男の子と女の子のちがいだろうか。
男の子の方が神経質なのか。
花ちゃんが豪胆なのであろうか。
そういえば、ロサンゼルスからの便りで、公園での花ちゃんの頼もしい様子が届いた。
花ちゃんは、ロサンゼルスの公園で、アメリカ、ドイツ、キューバ、インド、韓国といった多国籍軍じゃなかった多国籍児のなかで遊んでるのであるが、彼らから押されようと突っつかれようとたたかれようとびくともせず泰然自若としてるらしい。
ゆう君が神経質というより、花ちゃんが図太いのかもしれない。