ものみなすべてに終わりがある。
形あるものすべて滅する。
あらためてこんなふうに言うとすごいことみたいですが、まあ、あったりまえのことです。
この「さるさる日記」というのが終るそうです。
「6月30日でサービスを停止します」とのことです。
私は2003年から「さるさる日記」を使ってるから、9年目に入ったとこです。
まあ、さびしいですね。
「さるさる日記」は、インターネットを通じて知り合った「マキちゃん」という若い女性に教えてもらいました。
マキちゃんが日記を書いてるのを読んで、自分で書いたら楽しそうだと思ったんです。
インターネットの世界を知らなかった私に、マキちゃんは「『さるさる日記』というのを使ったら簡単ですよ」と教えてくれました。
書くのが好きだから、書くのが楽しみで始めたら、いろんな人が読んでくれて、読んでもらう楽しみを知りました。
どこの誰ともわからない人が読んでくれるのもおもしろかったです。
かなり前の話ですが、「さるさる日記」のいろんな日記の中で、「りゅうさん」という人の日記を見つけて、おもしろいので愛読してました。
で、「楽しみに読んでます」とメールを送ったら、なんと、その人も私の日記を愛読してくれてたということがありました。
あの時はビックリしましたねえ。
長年楽しませてもらった「さるさる日記」が終るというのは感慨無量、というほどじゃないけど、さびしいです。
子供のころ、好きだった連続テレビドラマが終るのがさびしかったけど、それに似てますね。
たとえば、「ルンペンバガボンド」という番組が終わったときのさびしさをまだおぼえてます。
番組の内容はおぼえてないのに、さびしさだけおぼえてる。
水之江滝子、丹下キヨ子、橘薫の三人のルンペンの話でした。
「♪おーいらはルンペンバガボンド〜。あ〜のまちこのまち思い出の町。けんかもしました恋もしました。お〜いらはルンペン、バガボンド、バガボンド、ウー!」という主題歌までおぼえてる私の脳に久々に聞きたい。
50年以上前のこんなしょーもないことをなぜおぼえてるのだ?