先日から描いている「おばあちゃんのひざに立つゆうちゃん」、いよいよ完成間近、と思ってたら、家内が、ちょっとおかしんじゃないの?と言い出した。
家内とゆうちゃんの大きさがおかしいというんです。
ゆうちゃんが小さすぎる。
そうかな。
べつに私は違和感感じませんが、こういう場合、ウチの奥さんのいうことを聞いておけばまちがいないです。
だいたいなんでもウチの奥さんの言うことが正しい。
「おれの描いた絵に文句つけるな!素人は黙ってろ!女に何がわかるか!」てなことは申しません。
念のため定規を持ってきて、写真と私の絵を比べてみました。
案の定、絵が狂ってました。
ホラネ。
言ったとおりでしょ。
ウチの奥さんの目に狂いはありません。
なぜ完成間近まで黙ってたのか。
機嫌よく描いてるのに悪いと思ったそうです。
さあ、そうとわかれば描きなおした方がよろしい。
F10号に描こうとしたのがまちがいでした。
F12号に描きなおす。
それにしても、人物画教室に通い美術予備校に通い、毎日のように人物を描いてて、指摘されるまで大小比率の狂いに気づかないとはなさけない話だなあと思いつつ、私が描きなおし始めたのを確認した家内は、歌を歌いながら去っていきました。
歌っているのは我が家のテーマソングともいうべき曲。
都はるみ1983年の大ヒット『浪花恋しぐれ』、これまで何度聞いたことでしょう。
♪そばに私がついていなけりゃ 何もできないこの人やから
歌いながら遠ざかる家内の後姿を絵筆片手にしみじみと眺める学園前のどあほう春団治でおます。