若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

ロシアと中国の密約

知り合いのAさんとBさんが話している。

二人とも私と同じ年の男性で、まあちょっと知ってるという人です。
二人の話が切れ切れに聞こえてくる。

Aさんが、「ブータンの大統領が来ましたなあ」と言ったので、ははあ、Aさんはこういう人なのだなと思いました。
Bさんは、「大統領?国王でっしゃろ」と言った。

ブータンの話をしてるなと思ったら、Bさんが、「独裁政権は次々に倒れるであろう」というようなことを言い出した。
シリアのアサド政権も長くはもたないだろうというのを聞いて、この人は意外に政治に関心があるのだなと思いました。
そんな人には見えない、というほどは知らないんですが。

いつのまにか、Bさんの独演会になってるようです。
2012年は日本のみならず世界にとって大きな変革の年になるだろう、2013年をどういう形で迎えるかが大変な問題だと力説する。

大変革について具体的な話は出なかったようですが、突然、「ロシアと中国の密約」という言葉が聞こえた。
秘密の条約が結ばれているという。
聞き捨てならない。

「ロシアが日本の北半分をせしめる。中国が南半分をせしめる。こういう約束ができとるんですな」

密約はどうでもよくなって、「せしめる」に注意をひかれました。
なかなか聞けない言葉だと思います。

いかにも「やまとことば」という気がしますが、どうなんでしょうか。
日本の半分をせしめようというロシアと中国が愉快な悪者という感じがして、「露中密約」もなんだかほのぼのしたものに思えてくるから言葉というのは不思議です。