若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

頭蓋骨を描け

今日は一か月ぶりで美術研究所。

いつもは浪人生が二、三人だけだけど、入試間近で混み合ってました。

私は、鉛筆で自画像を描いてます。
先生の指導のもとに自画像を描くのは初めてです。

「先生」というのはありがたいもんで、いろいろ教えてもらえる。
当たり前と言えば当たり前だけど、やはりありがたいもんだと思います。

肖像画は似てなくてよろしい。とにかく、美男美女に描けばよろしい」

これなんか、「目からうろこ」の教えです。

あと、「頭蓋骨を描け」というのも、納得です。

「素人は、目や鼻や口を一生懸命描く。そんな福笑いみたいなことをしてもダメ。頭蓋骨がしっかり描ければおのずと似てきます」

納得と言っても、頭蓋骨がしっかり描けたことはないので、エラそうなことは言えません。
しかし、今描いてる自画像、先生に「頭蓋骨、頭蓋骨」と言われて意識して描いたので、よさそうに思います。

頭蓋骨と身体の厚みに注意しながら一時間ほど描いてたら、先生が小さな鏡を持ってきた。
「まさか」と思ったら、「まさか」でした。
受験生がやらされてる、「まつげを一本ずつ」というヤツです。
先生は笑いながら、「まあ、そこまでは要求しませんが、目がどういう作りになってるかはよく観察してください」

眼鏡をかけたり外したりしながら、目の作りを必死に観察しながら描いてたら、先生が、「うん、なかなかよくなってきましたよ!」

もちろん、喜んだりしませんよ。
喜べるわけがない。

横で受験生たちが厳しいこと言われてるもん。
試験間近だからいつにも増して厳しい。

ピリピリした雰囲気の中で、私だけほめられて喜んでられますかいな。

↓こと姫七変化(ちょっと古いか(-_-;))