人間が言葉をおぼえる道筋の研究はいろいろされてると思います。
はなちゃんのそばで見てるだけでも、おもしろいもんです。
どこでおぼえたのか?と思うようなことを言いますね。
かと思うと、あ、今おぼえてる最中だな、という場面もある。
はなちゃんが、「歌って」というときは、おぼえる気満々の時です。
手ぐすね引いて待ち構えてますよ。
きのうも、「おじいちゃん、ジングルベル歌って」というので歌ってやりました。
歌いだすと、真剣そのものというか、食い入るような目でこちらの口元を見つめます。
どんな動きも見逃さない!という集中ぶりです。
この歌をおぼえるのじゃ!という気迫にたじたじとなりますよ。
たじたじを通り越しておかしくなる。
はなちゃんの真剣そのものの顔を見てると吹き出しそうになります。
笑ってはならぬ!
はなちゃんは真剣なのだ!
笑うまいとしても笑ってしまいますが、なんとか歌い終えました。
すると、はなちゃんが、「おじいちゃん、ちがうわ。ジングルベル歌って」
あ!と気づく。
英語で歌ってしまったんです。
私が英語で歌える数少ない歌なんで、リクエストされてはりきって英語で歌ってしまった。
日本語で歌いなおしたら、また私の口元を見つめて真剣に聞いてました。
聞き終わってすぐ歌うかというと、そんなことはしません。
しばらく寝かしとくんですな。
で、ある時突然歌いだしますよ。
どこでおぼえたかどうしてもわからないのが、「おじいちゃん、あっち行け!」「おばあちゃん、あっち行け!」です。
こっちの胸をグイと押しながら言うんですよね。
もちろん、憎らしいことなんかありません。
かわいいです。
でも、どこでおぼえたのかナゾである。
先日ゆうちゃんが来てました。
ゆうちゃんは、にこにこと腕を振り回してのし歩きます。
たまたま立っていたはなちゃんの体に当たった。
押しのけるような格好になった。
はなちゃんは一歩下がったけど、ゆうちゃんはそのままニコニコ前進。
二度、三度と、ゆうちゃんに押しのけられるような感じになりました。
すると、はなちゃんは、「ゆうちゃん、『はなちゃん、あっち行け』、いいの」と言いました。
「はなちゃんあっち行け」なんて言わないでね、ということですな。
そういわれても、ゆうちゃんは、にこにことはなちゃんを押しのけ続けました。
「あっち行け」て、どこでおぼえたのか。
もちろん、我が家でそんな言葉を口にするものはありませんです。
↓美術予備校での「伝統的油絵画法による自画像」
来週から春期講習が始まるので、社会人クラスは一ヶ月ほどお休み。
ということで、メガネを描いてないんですが、自画像はいちおう完成という扱いです。
まさかこういう本格的な(?)絵を描こうとは思いませんでした。
石膏デッサンを習いに来たつもりでしたがおもしろいもんですな。