はなちゃんの観察日記みたいになってますが、この年頃、観察のしがいがありますよ。
拙作「ベルト・モリゾ」を壁にかけてから、はなちゃんとベルト・モリゾの交流が深まってます。
じっと見てることがあります。
「ベルト・モリゾ」をかける前は、拙作「おばあちゃんのひざに立つゆうちゃん」をかけてました。
壁の左には、拙作「砂場に立つはなちゃん」がかかってます。
拙作だらけです、と謙遜する私に、イヤイヤ、名作だらけですよと、誰かが言ってくれてるのが聞こえるような気がするのであるが、気のせいであろうか。
さて、マネの名作「ベルト・モリゾ」の模写であるところの拙作「ベルト・モリゾ」をじ〜っと見てたはなちゃんが、突然、「おばあちゃん、ゆうちゃん、残念だったねえ!」と言ったんです。
「おばあちゃんのひざに立つゆうちゃん」が取り払われた、という思いが言葉になったんでしょうなあ。
驚く私に追い打ちをかけるように、はなちゃんは、タッタッタ〜と駆け出して、立ち止まると、「お〜い!おばあちゃ〜ん、ゆちゃ〜ん!」と叫びましたよ。
頭の中、どうなってるんでしょうか。
ウチの息子のお嫁さんのひでみさんが来てくれました。
ひでみさんとはなちゃんの関係も不思議なもんだと思います。
「叔母」と「姪」という関係ですが、はなちゃんからすると、「時々遊びに来てくれる若い女性」ということでしょう。
ひでみさんといっしょのときのはなちゃんは、なんちゅうか、自然な感じがします。
私といっしょのときは不自然なのか?
いや、そんなことはないと思いますが・・・。
ひでみさんには、甘えもせず、緊張もせず、リラックスしている、という感じです。
甘えも緊張も必要だと思いますが、リラックスはなちゃんも見ていていい感じです。
ひでみさんといっしょにおやつを食べてる時です。
はなちゃんが両手のひらを広げて顔をおおいました。
そして、「めろんぱんなちゃん!」と言ったんです。
「めろんぱんなちゃん」というのは、アンパンマンのキャラクターです。
何のことかわかりませんでした。
??
おおっ!
そうか!
ひでみさんと同時に声をあげましたよ。
「めろんぱんなちゃん」は、顔に網目模様がついてるんです。
両手のひらで顔をおおったはんちゃん、た、た、たしかに「めろんぱんなちゃん」みたいです。
びっくりしましたねえ。
鏡を見てるわけでもないのに、なぜ?
鏡を見てたとしても、なかなかできない連想ですよ。
ほんと、頭の中、どうなってるの?