若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

セーターを脱ぐ

春になっても寒い日が続いてましたが、このところ一気に「初夏!」という感じです。

セーターを脱いでさわやかな空気を楽しむのはよろしい。
一般人は楽しめばよろしい。
民間人というか素人というか、その他大勢の人はセーターを脱いでもよろしい。

絵のモデルさんは脱いではならぬ。

きのうはカルチャーセンター人物画教室。
この教室は、一人のモデルさんを6週かけてじっくり描く。

今回は4月スタートで、肌寒い日が続いてました。
で、モデルさんは冬支度であった。

その冬支度で描きはじめたら初夏になっちゃったからモデルさんは暑いですよ。
前回、女性たちから、「モデルさん、暑いでしょ。たいへんやねえ」と声がかかってました。

きのう描いていて、なんかヘンだと思いました。
モデルさんのポーズがちがうように思える。
私の絵よりすっきりして見える。

しかし、私には「ポーズがちがう」と指摘できるほどの自信も力もウデもない。
ヘンだなあと思いつつ、私がまちがってたんだろうということで納得してました。

ところが、突然気づいた。

お!モデルさん、セーターを着てない!

前回までは、デニムのジャケットの下に、ダウンジャケットを着てその下から緑のセーターが少しのぞいてた。
その緑のセーターが見えない。

それですっきりしてるのか。
モデルさんとしては、暑くてたまらんし、セーターは腰のあたりにちらっと見えるだけだし、なんといっても描いてるのがこのメンバーなら脱いでもわからん、だいじょうぶ、と思ったんでしょうね。

ワシの目はごまかせんぞ。

今回のポーズの方がすっきりとかっこいいので、思い切って、強引に変更しました。

↓上半身変更後。
 腰のあたりに見えてる緑のセーターが、今回なかったんです。