バスで。
80代と思える男性二人の会話。
病気の話です。
はりあってるような感じでした。
一方の男性の知り合いが、病気で手術をしたようです。
それが健康保険で合計1000万かかったというのを、自慢げに話した、のかな。
自慢げという感じではなかったと思うんですが、もう一方の男性が、「1000万円くらいたいしたことない！自慢するな！」という雰囲気でしゃべりだした。
「私は、5回入院したんですよ。5回入院して手術して、健康保険で700万は出てますね。その方は、カテーテルでしょ。カテーテルなら、まあ、1000万くらいかかってもおかしくないですな」
知り合いの1000万くらいでいばるな！
私本人で700万！
私の方がエライ！
そんな感じでした。
話の中身が正しいかどうかは知りませんよ。
700万の男性が続けて威張りました。
「私は今でも薬をもらってるんです。窓口で払うのがだいたい月1万5千円です。先生がいい薬を出してくれるんです。たくさん飲んでますよ。朝が・・・え〜っと・・・7つです。で、昼が・・・5つでしょ、それから・・・」
うれしそうににこにこと話し続けるのを、1000万の男性がさえぎりました。
「薬は3種類が限度らしいですな」
「・・・」
「薬には副作用というものがあるでしょ」
「・・・むむ」
「こう効くと、こう副作用。こっちに効くと、こっちに副作用。あっちに効くと、あっちに副作用。副作用で打ち消されるんですな。だから薬はやたら飲むものじゃないそうです。3つが限度らしいです」
「はあはあ・・・あの〜・・・天皇陛下の手術は順天堂の先生でしたな」
「受けたのは東大でしたね」
「東大も恥ずかしい話ですよ」
「手術はやっぱりどれだけこなしてるかというのが・・・」
あたりさわりのない話になってほっとしました。
今日はクロッキー会。
絵のモデルさんの派遣会社の主催です。
平日の昼間ということで、参加者は高齢者が多い。
平日の昼間だと、どこへ行っても私なんか若いほうですよ。
会の運営はモデルさんたちがやってます。
会費を集める係りのモデルさんが別のモデルさんと話してる。
「私、着物の着付け教室に通ってるんです」
「へ〜！」
「将来は着物を着てする仕事がしたいんです」
「そうなんですか。私はとにかく裸になるのが好きなんですよ」
ふ〜ん。
一瞬、わかるような気もしたけど、やっぱりわからんな。
↓姪のりょうこちゃんを描きました。
父の15年祭の時、「絵を描くから写真を撮らせて」と頼んで撮ったんですが、不自然な表情になってしまった。
りょうこちゃんの不自然な表情の写真をもとに、なんとか自然な表情のりょうこちゃんを描こうとがんばったけど、うまくいかん。
行き詰ってたら、集合写真が目に入った。神棚の前で神主さんを囲んで写した写真です。
神主さんの横で、息子のはるちゃんを抱いたりょうこちゃん。
自然な表情です。
ちょっと小さすぎるけど、その写真をもとに描きました。
プロの写真家は、女優さんとかを撮るとき、「お！○○ちゃん！きれいだよ！」「その顔！いいよ！」とか言って写すそうです。
私も、「りょうこちゃん！きれいだよ！いいねっ！」とか言えばよかったのか。
それでなくても、あほなおじさんと思われてるから、言わない方がよかったか。
