テレビ体操を毎日してます。
朝早くにしてるんじゃなくて、録画したのを見ながらです。
テレビ体操のおねえさんたちは、スタイルがいいと思います。
ときどき、かなり「ごつい人たち」かもしれないなあと思うときもあります。
まあ、画面で見てる分にはそれほどの圧迫感はないです。
おねえさんたちの動きは美しいです。
私に見て取れて感じ取れるほどの、ちょうどいい加減の美しい動きです。
テレビ体操じゃなくて、オリンピックの体操レベルになると、なにがなんだかわかりませんよ。
私の「動体視力」の問題なんでしょうが、動きについていけない。
激しく動いてるなあ、くるくる回ってるなあ、という感じです。
フィギュアスケートなんか、私にわかるのは、「一回転ジャンプ」とそれ以外の「多回転ジャンプ」の二種類です。
二回転、三回転、三回転半、四回転、見ててもわからない。
「カラダのシンがかたむきましたね」
わからん!
その点、テレビ体操はいいです。
動きの美しさがよくわかる。
おねえさんたちの動きを見てると、「クリーンエネルギー」と言葉が、意味もなく前後脈絡もなく浮かんできます。
特に、両手を伸ばして身体を大きく回転させる運動のときは、「風力発電」を連想します。
自分で同じ運動をしてみても、風力発電はできそうにないです。
さて、テレビ体操の楽しみのひとつは、おねえさんたちが見せる「悪い見本」です。
先生が、「この運動の時は、こうなりがちなので気をつけてください」と注意します。
そして、おねえさんたちが「悪い見本」をやってみせるんです。
いつもは、元気ハツラツオロナミンCとファイトイッパツリポビタンDをちゃんぽんで一気飲みしたように軽快かつエネルギッシュ爽快かつパワフル、にこやかな笑顔を忘れることのないおねえさんたちが、この時ばかりは無気力無責任無重力、やる気もなければ夢も希望もない、ホネなしクラゲ女に成り果てて、「悪い見本」を演じてくれるんです。
いくらなんでもそれはないだろう、というような動きです。
これは、「悪い見本」を大げさに演じているというより、番組担当者や先生やおねえさんたちが、自分たちの楽しみのために、ふざけてやってるんじゃないかと邪推するのである。