1月1日である。
年賀状の来る日である。
朝、どかっと来た年賀状を読み終わると、一年が終わったような気がします。
今年も終わりだ。
年賀状に命をかけてるわけじゃないけど、そんな気がします。
高校三年生の時の担任、橋本先生の奥さんから年賀状が来ました。
十年ほど前、先生が亡くなってからは奥さんあてに出してます。
「先日、若草さんからの高校時代からの年賀状をならべて見てました」と書いてあった。
以前にも、年賀状を保存してますと書いてあった。
50年間の年賀状を保存するというのは珍しいんじゃないでしょうか。
落第坊主だった私が、グレもせず、素直に真っ直ぐに成長して、立派な社会人となり、子を持ち孫を持つ様子を何十年にわたって年賀状で確認するのは、感慨ひとしお、というより、先生という立場だと、まあふつうでしょうね。
高齢の方からの年賀状は、しみじみするものが多いけど、奥さんのと、高校時代の友人Sくんのお父さん(92歳)からのは、文字にも文章にも、全然しみじみする余地がなかったのは立派なもんだと感心しました。