はなちゃん、ことちゃんが神戸に帰ったあとの家内と二人の食事は静かな落ち着いたもんである。
二人だけの静かな落ち着いた食事がいかに貴重なものか思い知らせてくれたはなちゃんとことちゃんに感謝しなければならない。
私たち感謝知らずの二人には、時々思い知らせてもらうことが必要だと思いました。
一週間前、はなちゃんがウチに来たときの第一声。
「ここがおじいちゃんとおばあちゃんのおうちだったのかあ!」
何気なく聞いてたんですが、その後毎日何度も言うんです。
「おじいちゃんとおばあちゃんのおうちはここだったんだね」
「ここがおじいちゃんとおばあちゃんのおうちだったんだね」
はなちゃんは、生後6ヶ月ウチにいました。
その後ロサンゼルスに行き、1歳2ヶ月の時、一時帰国して2ヶ月いました。
その後、2歳3ヶ月の時に帰国して、ウチに3ヶ月いてから神戸に行きました。
去年は、パパの出張の時、1週間ウチにいました。
その慣れ親しんだというか、勝手知ったる「ウチ」のことを、「ここがおじいちゃんとおばあちゃんのおうちだったのか」と何度も繰り返す。
なんかヘンだなと思ってたんですが、家内は、はなちゃんが初めてそれに気づいたんだろうといいます。
腑に落ちたというか納得したというか、まあ、わかったんでしょうね。
「おじいちゃんとおばあちゃんのおうち」だということがわかった。
「おじいちゃんとおばあちゃんのおうち」という考え方ができるようになった。
さっと霧が晴れた感じなんでしょうか。
何度もしみじみ繰り返したとこを見ると、よほどすっきりしたんでしょうね。
はなちゃんは、新次元に突入しましたね。