きのうは乗馬。
頭が悪いな、と思うような馬はいませんが、頭いいなあと思う馬はいます。
人間の言葉を理解してる。
人間といっても、指導員の言葉ですね。
レッスンの時、指導員が号令をかけます。
「駆け足行きます。駆け足用意!駆け足始め!」
この号令に従って、私たちが馬に合図を送って駆け足をさせる。
私たちレベルだと、合図が下手なので馬に通じず、一度や二度で走らないことも多いです。
ところが、頭のいい馬は、指導員の号令を聞いただけで走り出すんです。
乗り手の合図なんか関係なし。
楽でいい!というわけにはいきません。
指導員の号令で走ったり、前の馬につられて走ったりするのはダメ。
自分の合図で走らせなさい。
当然ですね。
きのう私が乗ったのは、頭がいいと評判の馬だったのでその点心配してました。
案の定、駆け足レッスンの気配を察しただけで、すでにやる気満々の走る気満々。
今にも駆け出しそうな勢い。
まずいなあと思ってたら、指導員の「じゃあ、駆け足いきますよ」という声を聞いた途端に、ブワ〜ッ!と駆け出したので、あわてて手綱を引いて止めようとするんですが、その気になってるから大変です。
必死に止めて、「駆け足用意!駆け足始め!」の声を聞いてからグイッと足で合図を送ったら、怒りましたねえ。
後ろ足でバ〜ン!とはねて怒りました。
「駆け足じゃろが!指導員が駆け足言うとるやないか!なんで止めるんじゃ!止めてすぐまた走れとはどういうこっちゃ!なに考えとんねん!」
怒るのは無理ないです。
頭が良すぎるのも困ります。
私もそう思われてるんじゃないかと心配になってきました。