乗馬クラブ。
私たちにとっては、馬に乗るのは遊びだけど、馬にとってはお仕事です。
お仕事はしたくない。
レッスンの終わり近くに指導員がなにか号令をかけると、「おしまい!」という号令と間違えて出口に歩いていく馬がいる。
早く帰りたいんだな、と思う。
レッスンに出るのに、馬小屋から出ようとしない馬はいます。
レッスンが終わったら、馬小屋にまっしぐら。
レッスンが終わって、「ご苦労さん、丁寧にブラシをかけてあげましょう」なんて思っても、うるさい!帰る!ですよ。
指導員の号令を聞いて反応する馬もいます。
しょっちゅう聞いてるからわかるんですね。
指導員が「歩きましょう」と言ってから、私たちが馬に合図を送って歩かせるんですが、合図を送るより先に歩きだす馬もいます。
今日私が乗って馬は、不届きな馬です。
指導員の「歩きましょう」には反応しない。
こっちが合図を送るまで動かない。
ところが、走ってる最中に、指導員が「止まりましょう」と言うと、こっちが手綱を引っぱらなくてもぱっと止まる。
わかってるんですよ。
「歩きましょう」も「止まりましょう」もわかってるんです。
「止まりましょう」だけに反応するニクイ馬でした。