「修二会」、俗に言う「お水取り」は、奈良を代表する、いや、日本を代表する観光行事じゃなかった宗教行事ですね。
朝日新聞奈良版で、彫刻家で、「せんとくん」の作者である籔内佐斗司さんが「修二会」について書いてます。
藪内さんは、修二会のおこもりの宿舎を何度か訪ね親しい僧侶にあったことがある。
そのとき、僧侶の頬がこけているのを見て、修行中であることを感じたそうです。
そして、ある長老が満足そうに語ったことを紹介してます。
「血圧も血糖値も修二会のあとは正常値になりますねん」
そ、そうなんですか。
修二会の前は異常なんですか。
私みたいな、自分のことは棚に上げて、宗教者に過大な期待を寄せる人間からすると、納得いきませんね。
たらふく飲んだり食ったりしたあげく運動不足の俗人ならともかく、東大寺長老ともあろう方なら、修二会前で見事な正常値、修二会の厳しい修行のあとでは、栄養不足で血圧も血糖値も測定できないくらいのフラフラのボロボロ、「脈あるんか!?」「瞳孔開いてるぞ!」てな感じで、担架に乗せられて病院に直行!という位を期待してしまうんですが。
今日は、カルチャーセンター人物画教室。
朝から雨もようで傘を持って行きました。
これまで、カルチャーセンターで、二、三度傘を忘れてます。
奈良に着いて忘れたことに気づく。
なぜか。
カルチャーセンターのビルから帰るとき、ビルの地下に降りて、地下街に出るんです。
地下街を通って地下鉄に乗って、近鉄の地下の駅で電車に乗る。
雨が降ってても奈良に着くまで気づかないんです。
で、今日は、「傘を忘れない!」と何度も自分に言い聞かせました。
教室に入るときも、傘を傘立てに入れながら、指差点呼、「傘を忘れない!忘れない!忘れない!」
徹底して自分に言い聞かせました。
ところが・・・忘れちゃいました。(ー_ー)!!
教室がすんで、エレベーターに向かって歩いてたら、先に出た先生が慌てた様子で戻ってきた。
「傘を忘れました!」
で、私も忘れてたことに気づきました。
困ったもんである。
↓「バラライカの女性」進行中。