若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

絵具箱がなかった

今日は、カルチャーセンター人物画教室。

教室に入ると、まずイーゼルを立てます。
描く場所は決まってますかから、決まった場所に立てる。

みなさんこれが難しい。
私も含めて高齢者特有の難しさである。

先週どこで描いたかわからない。
いや、だいたいはわかりますよ。
だいたいはわかるけど、だいたいではだめなんです。
少し角度がずれると、絵がぜんぜんちがってきます。

ぶっちゃけた話、私たちレベルでは、立つ位置が少々ちがっても仕上がりにはたいした影響ないんですが、あつかましくも描くときは正しい位置に立ちたいものなんです。

で、イーゼルを立てた位置にテープを張っておくのがふつうです。
この、ふつうのことを忘れるのが、高齢者にとってはふつうです。

私も、先週テープを張るのを忘れたので、だいたいこのあたりかというところにイーゼルを立てました。

次に絵具箱をとりに行く。
絵具箱は置いとけるんです。
カルチャーセンターには、絵の講座がたくさんあるので、絵具箱も講座別にたくさん置いてある。

ない!
いつもの場所に私の絵の具箱がない!

他の講座の置き場を探してもない。
ふ〜む、誰かがまちがって持って帰ったのだろうか。
ありえますよ。
高齢者が多いカルチャーセンターにはありがちな事故です。

絵をまちがって持って帰るのはよくあるんです。
絵はキャンバスバッグに入れますが、ほとんど全員市販の黒いキャンバスバッグに入れる。
で、他人のをまちがって持って帰る。

絵具箱もどれも同じようなもんですから、まちがえたのかもしれない。

と、後から来た女性Aさんが、絵具箱がないと言い出した。
次に来た女性Bさんもないと言う。

これはおかしい。
事務所に聞いてみよう。

事務所の女性が澄ました顔で、絵具箱の棚の整理のため、名前が書いてない絵具箱を集めたというんです。
私も、他の女性も、頭文字を書いてました。

名前か頭文字かはともかく、なんの断りもなく、事前通知もなく、そんなことをするのはおかしいと思いました。
日本を代表する、かどうかは知らんが、大手カルチャーセンターのする事かとあきれました。

↓あきれつつ描いた人物画。