若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

写実

阿倍野近鉄百貨店に白日会展を見に行きました。

写実の油絵の団体です。
私が通ってる美術予備校の先生が出品されてるので行きました。

人気のある団体なので、大勢の観客でした。

「現代の写実」というのは、すごいといえばすごいです。
すごくないといってもすごいかな。

これではなんのことかわかりませんね。

たとえば、昔の人でベラスケスとかの写実は、画面から離れて見ると「レースの着物」なのに、近寄って見ると、ただ白い絵の具がペッペッとくっついてるだけで、「なぜこれがレースに見えるんだろう?」と不思議になります。

「すごい!」と思います。
そして、不思議に思います。

現代の写実はちがうんです。

画面から離れて見ると、「レースの着物」で、近寄って見ても「レースの着物」なんです。
レースの着物を貼り付けてあるみたいなんです。
ペッペッじゃないんです。

「すごい!」と思うんですが、不思議じゃない。

「すごい!・・・う〜ん・・・これを描くのはしんどかっただろうな」という感じです。

この展覧会で、すごくない絵を見るとほっとします。
むずかしいもんです。

展覧会場とは別の会場で、出品者の小品即売会というのをやってました。

小さな絵ですが高いですよ。
やすくてウン十万です。

この会の一番えらい人である中山忠彦さんの絵は、4号で800万円でした。
号200万円。

現代の写実もすごいけど、この値段もすごい。
奈良の近大病院のロビーに、中山さんの100号くらいの絵があります。

号200万円なら、100号だと2億円かというと、そんなことはないようです。
号単価が単純に当てはまるのは10号までだそうです。
100号だから2億円ということはなく、まあ、1億5千万くらいかな。
いや、1億2千万、いや・・・どうでもええわ。

↓息子のお嫁さんを描きはじめました。
 和服がよく似合います。
 私の場合、メーカー希望小売価格号100万円です。
 これは10号なので、1千万円ということになりますが、読者限定サービスとして価格のご相談には柔軟に対応させていただきます。