プリンタが動かなくなりました。
メーカーのサービスセンターに電話しました。
パソコン関係のトラブルでおなじみの展開になりました。
指図されるままに操作してたらなおっちゃった、というやつです。
「まず、お客様のルーターの電源を切っていただきたいのですが、お弁当箱くらいの四角い箱がございますね」
この「ルーター」についていう時、絶対に「お弁当箱くらいの」という形容になりますね。
業界標準でそうなってますね。
ルーターの電源を切ろうと思ったのに、まちがってNTTの方の電源を切ってしまったので、電話が切れてしまった。
焦ってたら、またかかってきました。
「それでは、スタートボタンから・・・」
おなじみの展開です。
「右クリック、お願いいたします。ありがとうございます。上から三つ目のボックスにチェックをお願いします。ありがとうございます。上から五つ目のボックスにはチェックがございますか?なければチェックお願いします。いったん閉じていただきまして・・・全般というタブを開いていただきまして・・・次へをクリックお願いします。完了と出るまで次へをクリックお願いします。ありがとうございます。それではテスト印刷お願いします。・・・印刷できましたら、この状態でお使いいただけます。本日はお問い合わせまことにありがとうございました」
う〜〜ん・・・よくわかるんですなあ。
てきぱきと。
まるで私の後ろに座って画面を見てるみたいですがな。
尊敬してしまいますね。
感心しながら質問。
「あの〜、どこが悪かったんでしょうか?」
「電波が混み合っていたため、電源を切っていただくことで解決いたしました」
「電波が混み合う?電波が混み合うって、どういうことですか」
「ルーターの電波が混み合っていたため、電源を切ることで解決いたしました」
「ルーターの電波が混み合う?ウチ、パソコン一台しか使ってないんですが、それでも混み合うことがあるんでしょうか?」
「ルーターの電波が混み合っていたため、電源を切ることで解決いたしました」
「・・・ということは、プリンタが悪かったのじゃなくて、ルーターが悪かったんですか?」
「ルーターの電波が混み合っていたため、電源を切ることで解決いたしました」
う〜む・・・。
この人は、何もわかってないのではなかろうか。
こういうトラブルを言ってきたら、こうしてこうしてこうしなさいと教えられて、教えられたままやってるのではなかろうか。
尊敬して損したのではなかろうか。
感心するようなことではなかったのではなかろうか。
でも、印刷できるようになったんだから、やはり尊敬したり感心したりしてもいいのではなかろうか。
しつこい人だなあと思われたのではなかろうか。