金沢乗馬ツアーの二日目、千里浜(ちりはま)という所で走りました。
その名のとおり、ほんとに長い砂浜でした。
砂浜には詳しくないので、どんなレベルかわかりませんが、長い。
右を見ても左を見ても、ず〜〜〜っと砂浜でした。
ここは、砂が固くしまっていて、バスでも走れるというので有名な砂浜だそうです。
知りませんでした。
何年か前、家内はこの砂浜を観光バスで走ってるんですが、まったく記憶にないそうです。
前日走った砂浜も、エンエンと続いてましたが、ここもエンエンである。
まあ、砂浜って、だいたいエンエンなんでしょうね。
波打ち際をエンエンと走る。
気持ちいいです。
とても気持ちいい。
ぜいたくを言わせてもらえば、変化がないです。
どこまで行っても、海と砂浜である。
エンエンと走ってるのに、同じ場所にいるみたいでもある。
砂浜の途中に松が生えてたり、竹林があったり、バラやユリが咲いてたり、凱旋門をくぐったり、海に夫婦岩があったり、鯨が浮いてたりだと、目先が変わってより楽しいだろうと思いました。
観光バスとすれちがった時、バスから私たちの写真をとってる人がいました。
車でついてくる人もいました。
まあ、波打ち際を馬で走ってるのは、珍しいでしょうね。
このツアーの付き添いのインストラクターのSさんは、日頃のレッスンでは、フォームを細かくチェックしていろいろアドバイスしてくれますが、このツアーはとにかく楽しんでくださいということでしょう、ノーチェックです。
参加者から預かったデジカメとビデオカメラを十数台、両手と首にぶら下げて、汗だくでカメラマンに徹してました。
私が気持ちよく馬から降りたら、参加者中最高齢の女性が近づいてきて、「あなた、姿勢はだいたい良かったけど、腕がちょっと上下するのをなおさないとね」と、Sさんにかわってアドバイスしてくれました。
的確な指摘だとは思いましたが、年長者とは言え乗馬では後輩の言葉を素直に聞けない私であった。
帰ってから、Sさんがとってくれた写真を見て、首をひねりました。
変な格好の写真ばかりである。
私のかっこいい乗馬姿はあえて捨てて、反省材料になるような変な格好ばかり集中的にとったんですな。
教育的配慮が行き過ぎてると思いました。