きのうは、3歳児ゆうちゃんともうすぐ1歳児あきらくん。
今日は神戸で、4歳児はなちゃんと2歳児ことちゃん。
いそがしいです。
幼稚園から帰って昼ごはんを食べたはなちゃんが、私とことちゃんの手を引っ張って、寝室へ連れて行きました。
部屋に入ると、私に向かって、「おじいちゃん!攻撃して!」
一瞬、なんのことかと思いましたが、そこは頭の回転の早い私のこと、ピンときました。
「プリキュア」ですね。
はなちゃん、ことちゃんをはじめ、今日本の幼女達の心をいちばんつかんでいるという「プリキュア」です。
少女戦士たちが、悪と戦う物語らしい。
はなちゃんことちゃんは、完全にはまってしまって、テレビを見ているだけではすまなくなったようです。
私を悪者に仕立てて、戦おうというんですな。
戦うのはいいんですが、なにせ、プリキュアのことはほとんど知らない。
いろんなワザがあるんでしょうが、何も知りません。
敵を知り己を知らば百戦危うからずですが、敵も己も知らない。
どう対応したものかまごついてる私に向かって、ふたりは情け容赦なく攻撃をしかけてくる。
「なんとかビーム!」とか、「なんとかのヤイバ!」とか叫んで突進してくる。
ことちゃんなんか、凄まじい形相で、私にパンチを浴びせかける。
ストレートパンチ連打!
ことちゃんのボクシング、スジいいと思います。
はなちゃんは、多彩な技を披露してくれますが、どういうことになってるのかよくわかりません。
たぶん、殺人光線みたいなもんだと思うんですが。
激しく動き回ってると思ったら、ぱっと静止して、私をにらみつけ、「よくも私たちの商店街をカビだらけにしてくれたわね!」とか、「愛は不幸の源よ!」とか、わけのわからんことを叫ぶんです。
こけそうになります。
こけそうになるのをこらえて、応戦しなければならんのですが、私は、「なんとかビーム」とか最新式の武器に無知なので、包丁を振り回すくらいしかありません。
「包丁で首を切ってやる!」と原始的なことを叫びながら、首筋に手を当ててゴシゴシしてやると、はなちゃんもことちゃんも、くすぐったがって笑い死にしそうな勢いでした。
三人の死闘は、いつ果てるともなく続くのであった。
ママが、何度か、いいかげんにしなさいという感じで現れるんですが、そのたびにふたりは、「ママ、あっち行って!」コールで追い出しました。
何度目かに、ママが私に話をし始めた。
戦いを中断されたはなちゃんは、大不満で抗議するんですが、「ママがおじいちゃんにお話してるんでしょ。ちょっと待ってなさい!」と言われて、プイと出て行った。
戻ってきたはなちゃんが、ママに紙を渡した。
その紙には、「どうしてはなちゃんがまたないといけない?」と書いてあった。
私とママが笑ってたら、紙を持ってまたプイと出て行った。
戻ってきたと思ったら、さっきの文に、「の」が付け加えてあった。
「どうしてはなちゃんがまたないといけないの?」
即座に訂正するのがえらいと思いました。
それにしても、4歳女児はなちゃんから、「攻撃して!」と要請されるとは思いもよらぬことであった。
今後に備え、テレビで「プリキュア」を見て、敵味方の、戦力、戦略、戦術を勉強しようと思いました。
包丁を振り回すだけでは、すぐ飽きられそうです。
↓戦いにしてもなんにしても、女の子二人だとおとなしいもんです。
ゆうちゃんとあきらくんに戦いを挑まれる日が心配です。
私なんか、ボコボコですよ。(-_-;)