NHKTVの朝のドラマで、ウイスキー作りの話です。
私とウイスキーの縁は、大学時代からで、サントリーレッドとハイニッカをよく買いました。
ウイスキーが好きだったんじゃなくて安かったからです。
サントリーレッドとハイニッカのどちらか安い方か、おまけの付いてる方を買いました。
コップとか皿とか、いろいろついてたんです。
下宿の四畳半で一人ウイスキーを飲んでる私は、今思うと気の毒というかさびしいというかちょっとアレですけど、当時の私は別に気の毒な存在ではなかった。
と思います。
大学卒業と同時にウイスキーも卒業。
父にならって日本酒党になりました。
仕事をして何年目かな、得意先の社員さんの家に泥棒が入った。
「ジョニ黒を盗られた、ジョニ黒を盗られた」と言い続けてました。
当時、高級ウイスキーの代表だったんですね。
ウイスキーを飲まない私でも、「高い」ということは知ってた。
「ジョニ黒を盗られたんや。もらいものやけど、ワシらの手にはなかなか入らんやん」
よほどくやしかったようです。
そのころ、テレビでイギリスのジョニ黒の会社を取り上げたことがあります。
工場の人たちが、昼休みにジョニ黒をきゅっと一杯ひっかけるのを見て驚きました。
そんな高いウイスキーを!、じゃなかった、仕事中にウイスキーを!
朝のテレビ、時々見てますが、「日本でウイスキーを作ろう!」と思った人たちは、かなり変な人だと思います。
ホモサピエンスらしいというか男らしいというか、相当ヘンです。
ヘンな人は、朝のドラマで見てるぶんには楽しい。