孫を描いてます。
ウチの孫、こんなにかわいいんです、と言いたいんです。
口で勝手に言ってればいいんですが、口で言うだけではすまず、どういうわけか、手で描きたい。
手は口ほどにものを言う。
ちがうか?
で、描いてます。
で、かわいさが描けてるか?
描けてない。
これははっきり断言できる。
私の絵はネウチないです。
ネウチないとわかっててなぜ描く?
人間というのは不思議なもんですネ。
と、他人事のように言ってすませる。
さて、10月に、あきらくんの絵を描きました。
個展に出品しました。
どう見ても、あきらくんのかわいさが描けてない。
で、個展が終わってから、エンエンと筆を加え続けてます。
有名な画家が、ある作品を一生手元に置いて、筆を加え続けたという話はよくあります。
有名画家ではない私であるが、一生とは言わないが、筆を加える。
しかし、描けども描けども、あきらくんのかわいさが表わせない。
描けども描けども、家内は、ぜんぜん変わってない、どこを描いたのと言う。
私も、ぜんぜんとは言わないが、かわり映えしないなとは思う。
ところがです。
今日、あきらくんのママが来ました。
で、あきらくんの絵を見て、「あきらくんの顔、かわったね」と言ったんです。
おお!
さすがママ!
わかるんですなあ!
おばあちゃんにはわからない変化がママにはわかる。
描いてる本人にもわからない変化がママにはわかる。
親ってすごい!