この時期になると、「お身拭い」がテレビや新聞で取り上げられますね。
まあ、仏像にもほこりはたまります。
罰当たりなほこり。
それを拭う。
僧侶4人と学生ボランティア70人で磨き上げた。
お坊さん、少ないですね。
東大寺とか、奈良の「古寺」はお坊さんが少ないようです。
檀家もないしで、学生ボランティアの出番なんですね。
「参拝者約400人が見守る中」というんですが、見守るだけで手伝わなかったのかという心配は無用で、「3体は10分ほどで青銅の輝きを取り戻した」。
はや!
ほんまに学生ボランティアか?
ダスキンに頼んだんとちゃうか。
「東京都から訪れた主婦本田厚子さん(47)は」と、年齢まで暴露する必要があるんかと思いますが、とにかく本田さんは、「初めて見て感動した。1年間の色々なものが清められた気がします」と感慨深そうだった。
自分が拭われてるような気持になったのかな。
「お身拭い」の前に、山田法胤管主らが仏像の魂を抜く法要を営んだ。
「魂を抜く」のはよくやります。
仏像の魂って、けっこう簡単に出し入れできるんですね。
なんで抜くのかな。
触ると罰が当たるのか。
触ってることに気付かれたくないのか。
人間なら全身麻酔。
仏像は麻酔が効かないから魂を抜く。
全身麻酔で、気がついたら手術は終わってた。
魂を抜かれて、気がついたらきれいになってた。
それでいいのか。
魂なんか抜かずに、みんなにきれいにしてもらってるとわかったほうがいいんじゃないでしょうか。
いや、抜かれた魂が見てるんかな。
よくわからん。
こそばいからかな。
う〜ん、やっぱりよくわからん。
この記事には、拭い終わった後、魂を入れたと書いてないのがいささか気がかりである。
まあだいじょうぶと思うけど。