若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

ふるさとの訛りなつかし

ふるさとの訛りじゃなくても、なんとなくなつかしく感じますよ。

家内は、「訛りファン」です。
振り込め詐欺に引っかかるような人じゃないけど、訛り丸出しの電話だと引っかかりそう。
訛りに弱い体質です。

去年、家内が、新聞広告を見て青森のリンゴを注文しました。
おいしかったです。

きのう、その会社から電話がかかった。

「今のリンゴが一番おいしいので、いかがですか」という電話でした。

家内が聞いて、注文したんですが、その訛りに、家内は大変喜んだ。

「お国の訛りっていいですねえ。とくに青森は何とも言えずなつかしい気がします。こうして電話でお聞きしてるだけで心があたたかくなります。わたし、太宰治寺山修司の大ファンなんですよ。『ふるさとの訛りなくせし友といてモカ珈琲はかくまで苦し』・・・・」

太宰、寺山について熱弁をふるった。
ついでに棟方志功をたたえ、青森万歳という感じであった。

「いちど、太宰と寺山の記念館を訪ねたいと思ってるんですけど、行くならやっぱり冬ですよね。奈良からだと飛行機がいいでしょうか、それとも新幹線・・・」

「あ、あの〜・・・お客さん・・・モシモシ・・・お客さん・・・あのですね・・・ここ、熊本なんです・・・」

「え???」

「会社、熊本なんです」

あぶないなあ。
訛り振り込め詐欺、要注意。