若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

太鼓判?

今日は美術予備校。

去年の7月から取り掛かったアンソニー・ヴァン・ダイクの模写、もうすぐ完成だと思います。

模写は、いくら時間がかかっても、当然ですよ。
巨匠に追いつけるわけないもん。

自分の絵だったら、適当なところで完成です。
描けば描くほどよくなるわけないもん。
というか、描けば描くほど悪くなる。
適当なところでやめた方がよろしい。

さて、美術予備校というからには、私みたいなおじさんは問題外の生徒です。
受験生がメインです。

問題外のおじさんたちにまじって、この一年がんばってきた浪人生は、女子Tさんただ一人です。

当予備校平日クラス、入試直前になって現役受験生たちが増えましたが、私が、ひそかに応援してるのはTさんただ一人です。

この一年よくがんばった。
お父さんやお母さんは知らないけど、私はTさんのこの一年のがんばりを知ってる。

さて、今日も、現役受験生にまじって、Tさんは課題に取り組んでた。

仕上げた作品を先生に提出。
先生の評はいかに?

固唾をのむ瞬間です。

「う〜ん・・・いいじゃない!いいと思うよ。いけるよ、いける!いい知らせを待ってます。さあ、Tさん、みなさんに、『合格します』宣言!」

いやあ、驚きました。
この予備校に通って6年。
先生のこんな積極的、肯定的発言は初めてです。

先生はいつも厳しかった。

「よく描けてるわ。でもな、これくらい描ける子は100人中50人はいるんや。合格してもおかしくないし、不合格でもおかしくない。それ以上はよう言わんわ」

だいたいいつもこんな感じでした。

それが、「いけるよ!」です。

聞いてる私もうれしくなった。

合格間違いナシ!
Tさん、いい知らせ待ってます!

帰ってから家内にその話をしたら、「自信付けようと思って言いはったんとちがう?」

そ、そうかな。
だいじょうぶと思うけど・・・。(-_-;)