「花を持たせる」というと、ちょっと高級というか高度というか、複雑な気働きだと思うんですが、ホモサピエンスはけっこうやってくれますね。
きのう4歳になったばかりのゆうちゃんが来ました。
おばあちゃんと庭でサッカーをしました。
サッカーの後で報告。
「おじいちゃん、ボク、2勝やねん。おばあちゃんは3勝。だから、おばあちゃんの勝ちやねん」
ほほ〜。
ついこの間までだったら、「ボクが勝ち!ボクが勝ち!」でございましたよ。
いや、サッカーと言っても、もちろん、2勝も3勝もないんですよ。
ボールをポンポンしてただけです。
それを、強引にというか積極的にというか飛躍的にというか、おばあちゃんに勝ちをプレゼントしたんです。
4歳児、やってくれますね。
三十数年前を思い出しました。
ウチの妹のとこのK太郎君がたしか当時4歳くらいだったと思います。
K太郎君を筆頭に、K太郎君の妹、ウチの長女、次女、という順番でした。
4人で遊んでた時、ウチの妹が、メンタルテストのつもりだったんでしょうか、「K太郎君!この中で一番背が高いのはだれかな?」と質問したんです。
しばし考えていたK太郎君は、「さほちゃん」とウチの長女の名前を言ったんです。
ムッとしたママさんは、「ちがうでしょ!どうしてさほちゃんが一番高いの!」
そういわれたK太郎君は、そのおしかりは心外でございます、という表情で、「・・・だって、そう言ってあげた方がいいんじゃないの」と反論いたしました。
えらい!と思いました。
幼児ながらに花を持たせる。
立派なもんです。
ホモサピエンス、いや、日本人だからかな。
そのへんわかりませんが、どっちにしろえらい。