若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

「両陛下慰霊の旅」

朝日新聞夕刊の見出しです。

太平洋の「激戦地」への慰霊の旅です。

「慰霊」ができるのは、両陛下しかないと思う。
私にはできません。
私に「慰霊」する能力はないと思います。

安倍さんにもないと思う。
内閣総理大臣ごときに慰霊能力はない。

もっとこまごましたことをやってればよろしい。

「わが軍は」てなことも言ってほしくない。
大元帥じゃあるまいし。

言ってみたかったんでしょうな。
身の程知らずにもほどがある。

「言うたった〜!」というとこですね。

で、慰霊です。

私が、小学生か中学生のころ、父が読んでた戦記もので、ガダルカナルを知った。
日本兵の硬直した死体が転がってる写真に衝撃を受けました。

その名も恐ろしきガダルカナルとはどこか。
地図を見てびっくり。

太平洋の彼方の果てのそのまたむこうの、なんちゅうか、点である。

なんで日本の兵隊さんがこんなとこで硬直してるの?
こんなとこまで連れてこられたんか。
これが私の「太平洋戦争初体験」です。

恐ろしかったです。

この人たちは連れてこられたのである。
行けと言われたのである。

子供心に震えあがりました。
行けと言われたら行かなければならん。

で、硬直である。

で、慰霊である。

で、「激戦地」である。

朝日新聞は、日米の死者数を書いてますが、日本とアメリカで一桁ちがうんです。
こういうのも「激戦」というんかな。

こういう「作戦」を考えた人は「激戦」と言いたいかもしれない。

あまりハデな言葉は使わない方がいいと思います。

これはハデな言葉じゃない「慰霊の旅」であると思います。
慰霊の旅はとても疲れると思います。