アオムシを育ててます。
ウチのキンカンに、アゲハが卵を産み付けます。
毎年のことです。
幼虫を見かけることもありますが、いつの間にかいなくなる。
鳥に食べられるんでしょう。
二十数年前、大阪から奈良に引っ越して住んだ最初の家の庭に、大きなキンカンの木がありました。
そのキンカンに、巨大アオムシを見つけたときはビックリしました。
高校時代の美術部の友人で、熱烈な昆虫ファンのU君に報告したら、「見つけ次第にひねりつぶさないと、キンカンが大変なことになるぞ」と言いました。
昆虫ファンらしくないと思いました。
私は、昆虫ファンじゃないですが、息子が幼稚園だったので、アオムシを飼うことにしました。
見事なアゲハやクロアゲハになって感動しました。
今の家に移ってから、庭にキンカンを植えたんですが、アオムシを育てようという気にはならなかった。
なぜ突然育てる気になったかというと、ゆうちゃんです。
家内が、キンカンに幼虫を見つけて、ゆうちゃんにやろうと思ったんです。
ゆうちゃんに一匹渡して、ウチで三匹飼ってます。
鳥の糞みたいな姿だった幼虫が、見事変身してアオムシになる。
さっきまで鳥の糞みたいだったのに、あっという間に変身する。
不思議です。
飼ってると、かわいいアオムシに思えてくるのも不思議です。
毎朝新鮮なキンカンの葉っぱを入れてやる。
ふんを始末して、ケースを水で洗ってやる。
至れり尽くせりである。
鳥に食べられる心配はないし。
アオムシたちが、少しは感謝してくれてもいいと思います。