自治会の仕事をしてるといろいろ勉強になります。
いや、自治会の仕事なんかしなくても、人間ふつうに生きてればいろいろ勉強になるんでしょうが、ぼ〜っと生きてるとだめということです。
近所の公園に、トゲだらけの木がたくさん生えてます。
強烈なトゲです。
初めて見たときびっくりしました。
一目見て「危険な木!」と思いました。
ニセアカシア、ハリエンジュという木だそうです。
さっそく、市の公園課に、写真を添えて伐採の要望に行きました。
「む!これは危ない!」ということで、翌日伐採してくれました。
それが4月はじめのことです。
それから約二か月。
なんたることか、元通りにトゲトゲの木が復活してるんです。
元通りどころか、前より本数が増えてる。
ニセアカシアについて調べました。
わかったことは、このニセアカシア、「環境省選定侵略的外来種ワースト100」に選ばれたスグレモノじゃなかった、とんでもないシロモノだったんです。
侵略的外来種ワースト100!
まがまがしくもおどろおどろしい命名ですね。
もうほとんど「鬼畜!」という扱いですよ。
こいつらだけは見つけ次第ひねりつぶしてもいい!
自然保護も生命の尊厳もクソもない!
死ね!
しかし、ちょっと待った。
環境省のページに、侵略的外来種といっても、その生物自体が狂暴凶悪ということではありませんと書いてある。
新しい環境に持ち込まれて、そこの生態系を乱すほどに増加してしまったということです。
たとえば、日本の鯉やワカメも、国際侵略的外来種ワースト100に選ばれてるそうです。(-_-;)
ニセアカシアも、明治のはじめに北アメリカから日本に持ち込まれたようです。
やせた土地でも育つ。
短期間で大きくなる。
どんどん増える。
おまけに、湿っていてもゆっくり燃えるので燃料として最適。
一時は、非常に重宝な有用な植物だったようです。
ミツバチが蜜を集めるので、養蜂業界では、保護を訴えているそうです。
う〜む。
まあ、公園には不向きかな。
根絶には、相当大掛かりにやらないとダメとのことで、来年度予算で検討ということになりました。