今夜は、和食の店。
1歳児しょうちゃんとパパ、ママ。
しょうちゃんの新潟のおじいちゃんおばあちゃん。
そして私たちというメンバーです。
和食の店だからということで、店の女性は和服ですが、動きにくそうですね。
タスキがけがいいと思います。
さて、乾杯が終わったころ、和服の女性が現れて、にこやかに「父の日おめでとうございます。お父様への感謝をこめて、ささやかではございますが、当店から気持ちばかりのサービスでございます」
何かと思えば、皿に入った枝豆でした。
皿には、「おとうさん、ありがとう」と書いた紙が立ててあります。
枝豆を一皿ずつ、新潟のお父さんと私の前において部屋を出ようとする女性のたもとをぱっと握って「ちょっと待った!」
「は?」
「ウチの息子の枝豆は?」
「え?」
「ウチの息子も立派なお父さんなんですが」
「・・・おほほ、若いお父様にはまたいずれ・・・」
「まだまだ苦労が足りないとでも」
「い、いえ、そんな」
「感謝の枝豆には十年早いというんですか」
「いや・・・」
押し問答の末、息子にも枝豆を持ってきました。
こういう場合、枝豆二皿ですか。
三皿がふつうじゃないかと思うんですが。