開けたら閉める。
閉められないなら開けるな。
簡単なようであるが、簡単じゃない。
先週、公民館の防火訓練がありました。
私は、主催者側です。
参加者は、公民館を利用する人たち。
公民館を利用する人たちに、防火設備について知ってもらう。
主催者側責任者のAさんが、設備についていろいろ説明。
「排煙窓」についても説明しました。
火事の時、煙を逃がす窓があるんです。
赤いボタンを押すと自動的に開くんです。
「それでは排煙窓を開けてみます。若草さん、ボタンを押してください」
私がボタンを押すと、窓が「ウイ〜〜ン」と開きました。
みなさん、感心して見てました。
さて、本日、公民館でひと騒動あったそうです。
今日、公民館を利用していたグループの代表者が、先日の訓練に参加してたんです。
そして、排煙窓のことをグループの人たちに教えようと思って、赤いボタンを押したんです。
で、窓は「ウイ〜〜ン」と開いたんです。
みなさん、感心してたそうです。
感心したのはいいんですが、閉め方がわからなくて大変だったそうです。
たしかに、閉め方は教えなかったなあ。
閉められないなら開けるな、とは言えないかなあ。
そういえば、冬の訓練でも、ひと騒動ありました。
その時は、担当者が、火災報知機について説明したんです。
「火事の時は、このボタンを押します」
「ビー!ビー!ビー!火事です!火事です!ただちに避難してください!」
大音量の放送が響き渡りました。
繰り返し響き渡りました。
エンエンと響き渡りました。
響き渡ったのはいいんですが、担当者が、止め方を知らなかったんです。
業者に電話して、到着するまで、「ビー!ビー!ビー!火事です!・・・」
閉めるのも止めるのも大事ですよ。