若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

仁義なき戦い?

仁義なき戦い」とはどんな戦いか考える前に、「仁義ある戦い」とはどんな戦いか考えた方がいいかもしれない。

考えてもしかたないかもしれない。

国道沿いの散髪屋さんの話です。

「国道沿い」と言っても、たいした国道沿いじゃありません。
最近まで田んぼだらけだったところへ店がいろいろできてきたけど、何をしてもたいしてはやらんのか、廃業する店も見受けられるというような国道沿いです。

そこに、格安理容チェーンAグループの店がぽつんとありました。
大きな看板に「大人1400円」と大々的に書いてある。

南北に走る国道の、その店の南にも北にも店はなく、道路沿いに孤立してた。

しばらく前から、その店から数十メートル南で工事をしてた。
何か店ができるのだろうと思ってたら、なんと、別の格安理容チェーンBグループの店であった。

大きな看板に「大人1380円」と大々的に書いてある。

ケンカ売っとるんか?
売ってますよね。

ケンカを売られた店が、1400円から1380円に値下げするかと思ったけど、今のところ追随せず静観してる。
いや、「静観してる」という言い方は傍観者的で無責任かな。

こういうのを「仁義なき戦い」というんでしょうか。

一見、B社がえげつないように思えるんですが、ひょっとすると、他の国道沿いでA社にやられたB社がやり返したのかもしれない。

いや、国道沿いの戦いというようなちゃちなものではなく、A社の社長とB社の社長は兄弟で、力を合わせてビジネスに打ち込んできたけど、経営方針を巡って激しい対立、片方が飛び出して以来の血みどろの争いなのかもしれない。

いずれにせよ両店が、片や1380円という低価格を武器に、片や20円高いだけのことはあるという技術とサービスを武器に、ナンバーワンよりもオンリーワンをめざし、ともに繁栄されることを願って私のごあいさつといたします。

しかし、自由競争とはいえ、しんどい話ですなあ。