きのう、家内にとって、40年ぶりの対面がありました。
家内の弟の友人A君です。
私たちが結婚して間もないころ、弟と二人で突然我が家にやって来たんです。
寿司をとりました。
若者二人ということで、量の多いのを注文したんですが、何人前かを二人でペロッと平らげてしまった。
その食いっぷりの良さが強く印象に残りました。
それしか残ってない。
この40年、私たちの間で、ときどきA君のことが話題になりましたが、「よく食べたねえ!」ということだけです。
テレビなんかで、大食いとかよく食べるという話になると、「あのときのA君と弟もよく食べたねえ」ということで引き合いに出される。
40年、それだけのA君でした。
初対面当時、家内もA君も20代でしたから、因数分解するまでもなく、二人とも60代です。
きのう、A君は家内を見るや、開口一番、「お母さんとそっくりですねえ!」と声をあげたそうです。
家内は、A君を見て、開口一番、「あの時よく食べたねえ!」とは言わなかったそうです。
「いいトシを取られましたねえ」というようなことを言ったそうです。
寿司はとらなかったので、A君の食べっぷりがどうなったか確認できなかったのが心残りです。