今日は墓参り。
ウチの墓地は、信貴山にありました。
それを、近いほうが便利でいいだろうと、亡き父がこっちに移したんです。
二十数年前の小雨の日に、できたばかりの広大な墓地を歩きながら、80過ぎの父が、「このあたりにしようか」というのを、しみじみと聞いたもんです。
最初に開かれた墓地はあっという間にうまり、「第二期分譲」「第三期・・・」と徐々にに広がっていきました。
墓地はボチボチ大きくなった。
こんなしょうもないことはゼッタイに言いたくないんですが、誰かが言いそうなので恥を忍んで言っときます。
さて、墓地で思ったことは、墓石って古びないなということです。
二十数年前と変わらず、ツルツルのピカピカである。
墓地にあるいろんな看板は古びてます。
区画を示す「15区」などの金属の看板は、塗料がはげてサビが出てるし、「第7期分譲中!」という旗も色あせてやぶれかかってるし、プラスチックの水桶も、仏具も古びてます。
その中で、墓石だけはほとんど古さを感じさせない。
風雨に耐え日光に耐えてます。
立派なもんです。
石ってえらいんじゃないでしょうか。
見直しました。