若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

余計者

余計者扱いされるのは、いやなことだと思います。

今まで、そういう扱いを受けたことがないのは幸せなことである、と思ってるんですが、気づいてないだけかもしれない。

きのうの午後、ママに連れられて、3歳児あきらくんが来ました。
ゆうちゃんを幼稚園に迎えに行って、お友だちを何人か連れて家で遊ぶので、その間1時間ほどあきらくんを見ていてほしいとのことでした。

で、あきらくんといっしょに、プラレールやミニカーで遊んでました。
あきらくんは、「ママ、ママ」期です。

ママがいない時は、1時間ほど遊ぶと、「ママは〜?」「おうちに帰る」と言い出すことが多い。

きのうは、2時間たっても何も言わなかった。
言わないけど、だんだんテンションが低くなってるのがわかる。

おもしろくなさそうである。

帰りたいのじゃないかなと気を利かせて、「あきらくん、おうちに帰ろうか?」と言ったんですが、「帰らない。ずっとここにいる」という返事。

それも、表情がクールなんです。
あきらくんは、無邪気のかたまり、にこにこの結晶という子なんで、クールな表情は意外でした。

で、しばらく遊んでたんですが、なんちゅうか、ノリが悪い。
やはり帰りたいのじゃないかと思って、「あきらくん、帰ろうか?ママに電話しようか?」といったんですが、「帰らない。ずっとここにいる」。

あきらくんの、ぐっと結んだ口元を見て、むむ!と思いました。

これは、あきらくんが意地を見せてるのじゃないか。

ママから、「おにいちゃんのお友だちが来るから、あきらくんはおじいちゃんと遊んでてね」と言われて、カチンと来たんじゃないか。

生まれて初めて、余計者扱いに気づいたんじゃないか。

「帰るもんか!」

真一文字に結んだ口で、黙々とプラレール新幹線のぞみ号を走らせるあきらくんの姿に、胸もつぶれる思いの私であった。