若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

別注

今日は、画材屋に行きました。

面相筆を買いに行ったんです。
細い筆です。

油絵は、太い筆で、ザクザクっと描くものだと思ってたんですが、模写を始めてからそうはいきません。

画材屋に行くと、いつものおにいちゃんが、「お、お身体の方は、いかがですか!?」と聞いてきた。

この人は、一見無愛想で商売気がないように見える人です。
気のいい人で、プロフェッショナルなんですが、しばらく付き合わないとわからない。

私なんか、おなじみさんのうちに入るはずですが、それでも、「お身体の方はいかがですか」などといわれると、今日はいやに愛想いいなあ、なんかいいことあったのかなあ、と思ってしまいます。

去年、入院中に、注文してあった品物を持って来てくれたので、心配してくれてるんです。

いろいろ聞いては心配してくれる。
あんまり心配されると、私も心配になってくる。

額の話に移りました。
今描いてる絵が、ちょっと変形で、既成の額ではダメなんです。

いろんな方法を考えてくれました。
額の木だけ買って、木工所に持ち込むとか。

「しかし、ま、ベストは、別注ですけどね」と言う。

「じゃ、別注で頼むわ」と言ったら、あわてて、「い、い、いや、べ、べ、別注となると、お、お、お値段の方が、は、は、半端じゃないので・・・」

普段からどもり気味なんですが、焦るといっそうどもります。

こういう反応には慣れてます。
いつものことなんです。

この店は、創業以来、安い額を売ることに命を懸けてます。

一万円を超える額を売ったらばちが当たる!という感じです。

いくらくらいかと聞いたら、既製品が5千円くらいで、別注は1万円ほどだそうです。
木工店に持ち込むより安そうだし、別注で頼むことにしたんですが、「い、いや、そ、それは、お見積もりをしてからということで」と、あくまで良心的なのであった。