若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

教育勅語

教育勅語が話題になってます。

教育勅語を知ったのは、たぶん小学生の頃です。
たぶん、長谷川町子さんの漫画の中です。

「イッタンカンキュウアレバギユウコウニホウジ」

小学生の私は、なんじゃそれはと思いました。
今も、なんじゃそれはと思います。

現代語訳も多いんですね。

「朕」を「私」と訳すのは、「○」なんでしょうか。
訳しにくい言葉だと思います。

教育勅語を作った人の頭の中を想像するのは難しい。
明治23年に、こういうものを作るって、何を考えてたんでしょうか。

わかってもらえると思ってたんかな。
わかってもらえるか、という発想がなかったんでしょうか。

難しい言葉がずらずら出てきます。
戦前の日本のえらい人のえらい文章がわかりにくいのは、お経の影響でしょうか。

わからなくてもいい。
ありがたがってればいい。

いろんな「教育勅語解説書」が出たでしょうね。

『よくわかる教育勅語
『漫画で読む教育勅語

これは読みあげ方も難しいと思います。
ふつうに読んではネウチないですよ。
よほど気合を入れて読まなければならない。
某国国営放送のアナウンサーの読み方が似合ってるかな。

いいことを書いてあればいいというわけでもないのが困ったもんです。

「いい会社の見分け方」について書いてあるのを読んだことがあります。

いいことを書き連ねた「社是」が天井からぶら下がってる会社はだめな会社だと書いてあった。

ウチの取引先の某大企業の工場には、いいことを書き連ねた「社是」がぶら下がってた。
その会社は大変成績優秀ないい会社でした。

たぶん、「社是」を声を合わせて朗誦したりせず、見向きもされずむなしくぶら下がってるだけなのでいい会社だったんだと思います。