「喫緊の課題」という言葉をよく見たり聞いたりします。
この「喫緊」にひっかかるんです。
辞書にものってるまともな言葉ですが、なんかヘンだと感じる。
赤塚不二夫さんの漫画で、「お!辞書に出てくるような言葉!」というセリフがありますが、そんな感じかな。
意味は、差し迫った、とか、いそいで解決しなければならないというようなものだと思います。
それなのに、「喫緊の課題」といわれると、差し迫った感じがしない。
適当に口から出まかせで使ってるな、と思ってしまう。
合いの手というか、景気づけというか、「♪ああ、こりゃこりゃ」と言ってるみたいな気がする。
いつごろからはやり出したんでしょうか。
「喫緊」という文字を見ただけだと、それほどヘンな感じはしません。
漢字だな、と思う。
「キッキン」と聞くとカックンとなる。
カックンは許せるけどキッキンは許せない。
そんな私がおかしいのかもしれない。