「わけわかめ」という言葉を聞いたのは、二十数年前かな。
小学生だった長女が、「わけわかめやわ〜」と言ったんです。
「わけがわからない」という意味だろうなと思いました。
自治会にかかわるようになって、「わけわかめ」が多い。
というか、自治会が「わけわかめ」かな。
私が住んでいた中小企業の世界では、「わけわかめ」はなかった。
「わけわかめの人」もいなかった。
皆さんわかりやすかった。
ぶっちゃけた話、カネのために必死に動く。
えげつない人やがめつい人はいたけど、「わけわかめ」はなし。
自治会関係では、「わけわかめの人」がけっこういるのが新鮮です。
ある件で、Aさんを説得するのに困ったことがありました。
「ゼッタイ反対です!」
困り切って話してるうちに、いつの間にか賛成になってて、裏困惑ということがありました。
Bさんの「ゼッタイ反対」に困ったこともありました。
その件は、前の年にBさんが賛成してるんです。
Cさんは、「それは役員会にかけてからです!それが規約です!」とこわい顔をしてものすごい剣幕で言いながら、役員会の前にやってしまう。
わけわかめである。
先日のDさんも、「わけわかめ」であった。
私が分館にいたら、にこにこと近づいてきたので、「あの件かな」と思った。
Dさんに相談してたことがあったんです。
Dさんが、「きのうおたくにお邪魔したんですよ」と言ったので、やっぱりあの件だなと思いました。
「5回もお邪魔したんですが、きのうは一日御留守だったんですね」
5回!?
いろいろ無駄話をして、Dさんは、「じゃあまた」と言って去って行った。
なぜ5回も来たのかは言わぬが花の吉野山?
用件はなんだったのか聞こうかと思ったけど、Dさんがあまりにニコニコと幸せそうだったので聞きそびれました。