酒を飲めなくなってから、飲み会には出ません。
先日、自治連合会の会場で、隣の自治会の副会長Aさんに声をかけられた。
「ウチの会長と飲むんですが、いっしょにどうですか。飲まれないことは知ってますが、いかがですか」
誘ってもらえるのはうれしいのでごいっしょしました。
飲み友達のなかで一人飲めないでいるのは気分悪いけど、飲んだことのない人だと平気という、不思議な感覚です。
飲み友達のなかで一人飲めないと、「落伍者」感覚になるんですね。
で、隣の自治会の会長Bさんのお宅で、お二人の飲み会に付き合いました。
Bさんは私と同じイヌ年で、退職後大学で、ロシア語、スペイン語、インドネシア語を学んで、それぞれの国にも滞在し、インドネシア語で奈良の観光案内も書いたと聞いてびっくりしました。
おもしろそうな人だとは思てたんですが、おもしろい方です。
ご自慢の自作の燻製はおいしかったです。
Aさんは、10歳くらい上の、いかにも「大企業幹部」という感じの人だと思ってましたが、そのとおりでした。
そのAさんが、油絵を描いていると聞いて驚いたんですが、大学時代は抽象画を描いてて、「具体」という前衛集団にあこがれてたと聞いてビックリ仰天でした。
今は風景画で、100号を年に何枚も描くというんですからすごい。
私なんか、3号6号10号ですよ。
連合会の会議では聞けない話しで、楽しかった。
話してる最中に、向かい側の扉がスーッとあくので、お孫さんでも来たのかなと思ったら、犬でした。
柴犬が、戸を鼻で開けて入ってきた。
奥さんが、「ダメダメ、向こうに行ってなさい」と言って連れて行って、しばらくすると、また鼻で開けて入ってくる。
何度も繰り返す。
かわいいもんです。
Bさんは、年をとったら大阪に飲みに行くより、地元の人と飲めるようにしておかないと、と周到に計画してるようです。