今日は美術予備校。
私は、新たな模写に挑戦。
聖母マリアか天使を描いてみたくなったんですが、適当な絵がないんですね。
宗教画は大きいのが多いです。
ネットで調べてたら、天使の顔だけ描いたのがありました。
グイド・レーニというぜんぜん知らない画家の作品です。
元は大きい「受胎告知」の絵で、どういうわけか天使の顔だけ切ったみたい。
グイド・レーニという画家は、17世紀前半にイタリアで活躍して、信仰心あふれる作品で非常に人気があったけど、信仰心があふれすぎてて、人気がなくなったみたいです。
リアリズムの画家クールベは、「私は天使を見たことがないから天使は描かない」と言ったそうです。
私も見たことないけど、模写だからいいでしょう。
今日、美術予備校社会人クラスに新入生が入りました。
50歳くらいの女性で、絵を描くのは美術の授業以来だそうです。
先生が、「こんな風に描けたらいいなとか、ご希望はありますか」と質問。
「はい、見ないで何でも描けるようになりたいんです」
先生は、一瞬沈黙。
「はは〜、スケートで言えば、四回転ジャンプができるようになりたいということですね」
私は思わず笑ってしまいましたが、その人はまじめな顔でうなずいてました。
