長女が小学校のPTAの副会長になって運動会の準備などで忙しくしてました。
思い起こせば、私も長女の高校のPTAの本部役員を務めたのであった。
忙しかったと言えば忙しかったけど、役員で何決めて何かかしたという記憶はありません。
PTA担当の先生の指示で動くのが忙しかっただけ。
先生がすべて決めてたと思います。
高校野球で甲子園に出場が決まって寄付集めをすることになった。
これは大変だ、何から決めればいいんだろうかと思って学校に行ったら、寄付集めの準備はすべて整ってて、私たちは「寄付のお願い」を封筒に入れるだけでした。
年に一度バザーがあったんですが、これも当日「売り子」としてお手伝いするだけでした。
先生から、「開場と同時にお客さんが殺到しますので、品物を乗せたテーブルが倒されないように注意してください」と言われて、「そんなおおげさな」と思ってたんですが、おおげさじゃなかった。
開場と同時にお客さんが殺到してテーブルが倒されそうになりました。
この高校のバザーは、いいものが超安いと評判で、近隣の皆様が待ち構えてるんです。
感心したのは、各家庭にこれほど大量の「未使用不用品」があるのかということです。
贈答用品というんでしょうか、紙箱に入った食器なんかすごい量でした。
あっという間に売り切れて、たしか百数十万円になったと思います。
雰囲気というのは恐ろしいもんで、「こんなもの誰が買うか」と思うようなものまで売れました。
巨大なプラスチック製の大黒様だったか布袋様だったか、なんともいいようのないものまで売れたんです。
「不用品」というより「粗大ごみ」という感じでしたが、体育館の熱気に当てられて買ったんでしょうね。
PTA活動としては、全国大会に出席というのもありました。
年に一度、全国のPTAが一堂に会する大イベントでした。
大いなる無駄だと思いました。
京都での大会の時、ある地方の高校のPTAの「進路指導への取り組み」について発表がありました。
PTAが進路指導にまでかかわっているのかと驚きました。
PTAの会長が、進学や就職について発表するのを聞いて、すごいPTAだと感心しました。
発表が終わって質疑応答の時間になりました。
開場から質問があったんですが、発表した会長さんはしどろもどろで答えられず、控え席にいたその学校の先生がかわりに答えました。
また質問があったんですが、会長はまたしどろもどろで、控え席から先生が出てきて答えました。
どこの学校も同じなんだと安心しました。